精選版 日本国語大辞典 「和玉篇」の意味・読み・例文・類語
わごくへん【和玉篇】
わぎょくへん【和玉篇】
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部首分類による字形引きの漢和字書。三巻。『倭玉篇』とも書き、「わぎょくへん」とも読む。室町初期ごろの成立で、編者は未詳。漢字を見出し語として掲げ、傍らに字音を、下に和訓を片仮名で示してある。写本、版本の数が多く、書名も『和玉篇』のほか『大広益会玉篇(だいこうえきかいぎょくへん)』『篇目次第(へんもくしだい)』『音訓篇立(おんくんへんだて)』など多様である。『新撰字鏡(しんせんじきょう)』『類聚名義抄(るいじゅうみょうぎしょう)』『字鏡』など、なかでも『大広益会玉篇』(陳彭年(ちんほうねん)編)からの影響が大きい。成立後も種々の改編が行われ、中世語・近世語資料として重要である。
[沖森卓也]
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…漢字・漢語に関するものとしては,まず部首引きのものに《字鏡(じきよう)》(原本は院政時代の成立か),《字鏡集》(菅原為長著。寛元期(1243‐47)ころ,またはそれ以前に成立)が現れ,ついで,室町中期に《和玉篇》が出た。古写本,版本とも多種あって,《元亀字叢(げんきじそう)》《玉篇略》などの異称をもつ本もある。…
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