和田万吉(読み)ワダマンキチ

デジタル大辞泉 「和田万吉」の意味・読み・例文・類語

わだ‐まんきち【和田万吉】

[1865~1934]国文学者・書誌学者。岐阜の生まれ。東大教授。日本で初めて図書館学講義した。著「謡曲物語」「古版地誌解題」「図書館史」。

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精選版 日本国語大辞典 「和田万吉」の意味・読み・例文・類語

わだ‐まんきち【和田万吉】

  1. 国文学者。岐阜県出身。東京帝国大学教授。日本ではじめて図書館学を講義し、日本文庫協会(のち日本図書館協会)設立尽力した。著に「謡曲物語」「西洋笑府」「馬琴日記」など。慶応元~昭和九年(一八六五‐一九三四

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20世紀日本人名事典 「和田万吉」の解説

和田 万吉
ワダ マンキチ

明治〜昭和期の国文学者,図書館学者 東京帝国大学教授。



生年
慶応1年8月18日(1865年)

没年
昭和9(1934)年11月21日

出身地
岐阜県

学歴〔年〕
東京帝大国文科〔明治23年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔大正9年〕

経歴
東京帝大図書館に勤務の傍ら、明治25〜29年学習院教授を兼ね、29年東京帝大助教授兼図書館管理となる。30年図書館長就任、43年欧米に留学、大正7年教授を兼ね、わが国初の図書館学の講義を担当した。13年辞任したのち法政大、東洋大、国学院大などで講義する傍ら、日本文庫協会(現・日本図書館協会)、文部省図書館講習所(現・図書館情報大学)の創立等を通して図書館学の確立に尽力。また古版本の研究や近世文学の本文校訂に関して業績が多い。主著に「謡曲物語」(全2巻)、「古版地誌解題」「図書館管理法大綱」「馬琴日記」「図書館史」「古活字本研究資料」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「和田万吉」の解説

和田万吉 わだ-まんきち

1865-1934 明治-昭和時代前期の国文学者,図書館学者。
慶応元年8月18日生まれ。母校帝国大学の助教授兼図書館司書官から図書館長となり,教授を兼任。日本文庫協会(のちの日本図書館協会)の創立に尽力。近松門左衛門(もんざえもん),滝沢馬琴(ばきん)らの作品を校訂した。昭和9年11月21日死去。70歳。美濃(みの)(岐阜県)出身。著作に「謡曲物語」「図書館史」。

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367日誕生日大事典 「和田万吉」の解説

和田 万吉 (わだ まんきち)

生年月日:1865年8月18日
明治時代-昭和時代の国文学者;図書館学者。東京帝国大学教授
1934年没

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