精選版 日本国語大辞典 「品種改良」の意味・読み・例文・類語
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人類がその生物から利益を受ける度合いをさらに高める目的で、既成品種のもっている遺伝的特性を合目的的に変えるために行う諸操作をいう。ときによっては育種と同義語として用いられる。しかし、普通、育種では既存の品種のみを対象とするものでなく、新しい遺伝資源の開発、導入、保存などのように、品種改良を取り巻く周辺の整備までが包含される。
[飯塚宗夫]
作物は利用目的によって食用、観賞用、薬用、工芸用などの別があり、利用目的とする器官、物質などはおのずから異なる。品種改良では各作物を利用する目的に沿って、それらの形質が最高に発現できるように遺伝的構成を改善することを主眼とする。このため、たとえば食用作物では品質、収量などに関与する遺伝的形質を主とし、それらと関連する耐病虫性、ストレス抵抗性などの形質をも総合的に改善する育種技術の適用が必要となる。
[飯塚宗夫]
家畜の場合、主として各実用品種の泌乳量、産肉量、産卵数などの量的形質の改良とともに、それらの生産物の食品としての質的改良も対象となる。また飼育の容易性、耐病性、環境への適応性などの強化もその目的となる。したがって家畜の品種改良には複雑な育種技術が用いられる。
[西田恂子]
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(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…生物の遺伝質を人工的に変えて,一段と利用価値の高い新しい型のものを作り出すこと。品種改良とほぼ同じであるが,やや学術用語の感じが強い。新しい地域に従来なかった新種,新品種を導入することや,全く新しい生物種を創出することも含む。…
…動植物の品種改良(育種)の基本的な操作の一つ。作物では1個体からたくさんの種子が採種できることが多い。…
…作物・家畜の品種改良(育種)で実施している選抜方法の一つで,個体選抜や系統選抜と違い,集団として選抜個体群を維持していく方法をいう。もともと交雑育種法とは異なる分離育種法で行われてきた選抜操作の一つで,他殖性動植物のために考案されたものであるが,現在は種々の育種の場面に応用されている。…
…(4)自然条件の変動の影響,それに左右されることの大きさ 農業生産とくに作物栽培は,気温の急変,降水量や日照量の多寡やその急変によって,豊凶が支配されることが著しく大きい。自然条件の変動によるこの豊凶の大きな幅は,品種改良や農業技術の進歩,灌漑・排水設備の整備などによって,ある程度まで縮小することはできるが,その変動を完全になくすることはできない。 農業生産の第3の技術的特質は,有機的な生物生産行程と無機的な機械・工学的行程の二つの行程が併存し,両者が結びついて生産が行われることである。…
※「品種改良」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...
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