精選版 日本国語大辞典 「品種」の意味・読み・例文・類語
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栽培植物や飼養動物には、分類学上では同一の種に属するが、形態的にあるいは生理・生態的に異なった多くの個体群ないしは系統が知られている。これらそれぞれが品種とよばれるものである。人間は長年にわたって動植物を、利用のため、あるいは愛玩(あいがん)用として、栽培・飼育してきたが、その間に生じた変異を分離して固定させ、さらに目的に応じて新しい系統をつくりだした。品種を改良して新しい品種を育成することは育種とよばれ、純系分離、系統分離、交雑、倍数体や突然変異の利用生成などの方法がとられてきたが、近年は組織培養や遺伝子組換えなど操作技術の著しい発達によって、微生物など目的に沿って新しい品種ないし系統をつくりだすことが可能となってきた。異なった長所をもつ品種間の交配や、X線照射・薬品処理などによる新たな突然変異・倍数体の生成により、研究が進められてきた食料その他の増産や改良などは、人類の繁栄や生活向上に大きな貢献をしてきたが、今後もさらに発展が期待されよう。
一般の動植物にみられる地域的な変異、地方型のことを品種とよぶことがあり、また同一地域内の生態ないし生理的な系統を品種ということもあるが、適当ではない。
[中根猛彦]
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