商賈(読み)ショウコ

デジタル大辞泉 「商賈」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こ〔シヤウ‐〕【商×賈/商×估/商×沽】

商売。あきない。
商人。あきんど。また、商店
「随分―は時によりていつわりをも構え候もの故」〈露伴・風流魔〉

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精選版 日本国語大辞典 「商賈」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こシャウ‥【商賈・商沽】

  1. 〘 名詞 〙 あきなうこと。商売。また、その人。商人。しょうか。
    1. [初出の実例]「楡莢重軽種、貨泉商賈源」(出典:菅家文草(900頃)五・銭)
    2. 「商估は算を閣(さしお)き、婦人は針をとどめて」(出典米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    3. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王・上〕

しょう‐かシャウ‥【商賈】

  1. 〘 名詞 〙しょうこ(商賈)色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「商賈(シャウカ)(〈注〉アキビト)も彼の国の市に立(たた)まくぞ思いける政治三十年の間」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)二)

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普及版 字通 「商賈」の読み・字形・画数・意味

【商賈】しよう(しやう)こ

商人。〔戦国策、趙三〕天下の士に貴ぶは、人の爲に患を排しを釋(と)き、~取る無ければなり。(も)し取るは、是れ賈の人なり。(魯)仲は爲すにびざるなり。

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