喧喧諤諤(読み)ケンケンガクガク

デジタル大辞泉 「喧喧諤諤」の意味・読み・例文・類語

けんけん‐がくがく【××××諤】

[ト・タル][文][形動タリ]《「けんけんごうごう(喧喧囂囂)」と「かんかんがくがく(侃侃諤諤)」とが混同されてできた語》大勢の人がくちぐちに意見を言って騒がしいさま。「喧喧諤諤たる株主総会の会場
[類語]囂囂喧喧囂囂侃侃諤諤

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精選版 日本国語大辞典 「喧喧諤諤」の意味・読み・例文・類語

けんけん‐がくがく【喧喧諤諤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ ) さまざまな意見が出て、口やかましいこと。また、そのさま。「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」と「喧喧囂囂(けんけんごうごう)」とが混同して用いられた語。
    1. [初出の実例]「悲憤慷慨、熱狂協力、ケンケンガクガク、力みかへって大変な騒ぎだけれども」(出典:青鬼の褌を洗ふ女(1947)〈坂口安吾〉)

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四字熟語を知る辞典 「喧喧諤諤」の解説

喧喧諤諤

さまざまな意見が出て、口やかましいこと。また、その様子

[活用] ―たる・―と・―として。

[使用例] 悲憤慷慨、熱狂協力、ケンケンガクガク、力みかえって大変な騒ぎだけれども[坂口安吾青鬼の褌を洗ふ女|1947]

[解説] 「侃侃かんかん諤諤がくがく」と「喧喧けんけん囂囂ごうごう」とが混同して用いられた語。

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