台湾中西部、嘉南平野の中央にある市。台湾八大都市の一つで、人口26万6183(2000)。東に台湾の最高峰玉山(ぎょくざん/ユイシャン)(3945メートル)と木材の名産地阿里山(ありさん/アーリーシャン)を望み、市のすぐ南に北回帰線が通っている。旧名を諸羅山(しょらさん)とよび、1684年に諸羅県が置かれ、1786年に清(しん)朝が住民の忠誠をたたえて嘉義と改称した。高山族の教化に献身した呉鳳(ごほう)の美談は有名で、市の東郊外に呉鳳廟(びょう)がある。台湾屈指の製材所があるほか、米、砂糖、雑穀などの農産物が豊富で、近年、商工業の発展が著しい。阿里山鉄道の起点で、南北交通の要衝でもあり、台湾山脈を越えて東部に通じる新中部横貫公路が通じる。
[劉 進 慶]
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