器官形成(読み)きかんけいせい(その他表記)organogenesis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「器官形成」の意味・わかりやすい解説

器官形成
きかんけいせい
organogenesis

胚発生において,器官が予定材料より,原基の状態を経て,構造,機能が完成されるまでの過程細胞増殖,成長,組織分化などの過程が一定秩序で起る。脊椎動物では,将来の各器官となる材料は,胞胚期には胚表面に配列しているが,原腸形成の結果,外,中,内の3胚葉に分れ,各胚葉から一定の器官が分化する。この際,オルガナイザーが特定の器官の形成誘導,決定する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典 「器官形成」の解説

器官形成

 器官発生ともいう.個体が発生していく過程で器官が形成されていくこと.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android