四十(読み)ヨソ

デジタル大辞泉 「四十」の意味・読み・例文・類語

よ‐そ【四十】

しじゅう。「―
とを二十はた三十みそ、―など数ふるさま」〈空蝉

よそ‐じ〔‐ぢ〕【四十/四十路】

40歳。しじゅう。→十路
40。しじゅう。よそ。
仮名の―余り七文字の内を出でずして」〈千載・序〉

し‐じゅう〔‐ジフ〕【四十】

10の4倍の数。よんじゅう。
40歳。よそじ。

よん‐じゅう〔‐ジフ〕【四十】

10の4倍。しじゅう。また、40歳。

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精選版 日本国語大辞典 「四十」の意味・読み・例文・類語

よ‐そ【四十】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そ」は十 )
  2. 数の四〇。しじゅう。名詞助数詞の前に直接つけて用いる。→よそじ
    1. [初出の実例]「こものよそえだ、をりびつ物よそち」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)
  3. 物の数を、声に出して順に唱えながら数えるときの四〇。
    1. [初出の実例]「指(および)をかがめて十・はた・みそ・よそなど数ふるさま」(出典源氏物語(1001‐14頃)空蝉)

し‐じゅう‥ジフ【四十】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 数の名。一〇を四倍したもの。よそ。よんじゅう。
    1. [初出の実例]「祿(ろく)唐櫃(からびつ)四十つらつづけて立てたり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)
  3. 四〇歳の年齢
    1. [初出の実例]「四十にだにもみたせ給はで、大殿に先立まゐらせ給ふこそ悲しけれ」(出典:平家物語(13C前)一)

よそ‐じ‥ぢ【四十・四十路】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じ」は接尾語 )
  2. 数の四〇。しじゅう。よそ。
    1. [初出の実例]「こものよそ枝、をりびつ物よそち」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)
  3. 四〇歳。また、四〇年。よそとせ。
    1. [初出の実例]「さだときのみこのをばのよそぢの賀を、大井にてしける日よめる」(出典:古今和歌集(905‐914)賀・三五〇・詞書)

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