四海兄弟(読み)シカイケイテイ

デジタル大辞泉 「四海兄弟」の意味・読み・例文・類語

しかい‐けいてい【四海兄弟】

《「論語顔淵の「四海の内皆兄弟なり」から》世界中の人が兄弟であるということ。または、すべての人間人種民族国籍を問わず、兄弟のように愛し合うべきであるということ。四海同胞しかいどうほう

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精選版 日本国語大辞典 「四海兄弟」の意味・読み・例文・類語

しかい‐けいてい【四海兄弟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けい」「てい」はそれぞれ「兄」「弟」の漢音。「論語‐顔淵」の「四海之内、皆兄弟也」から ) 世界じゅうの人々はすべて兄弟のように親しくし、愛し合うべきであるということ。四海同胞四海一家
    1. [初出の実例]「古語にも四海兄弟(シカイケイテイ)と言ことが有りますから、外国人でも矢張兄弟同様」(出典開化入口(1873‐74)〈横河秋濤〉下)

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四字熟語を知る辞典 「四海兄弟」の解説

四海兄弟

世界じゅうの人々はすべて兄弟のように親しくし、愛し合うべきであるということ。

[使用例] 古語にも四海兄弟と言うことが有りますから、外国人でも矢張兄弟同様[横河秋濤*開化の入口|1873~74]

[使用例] 何もそんなに西洋人を憎む事は無いさ。四海兄弟だもの[巖谷小波暑中休暇|1892]

[解説] 「けいてい」はそれぞれ「兄弟」の漢音読み。「論語―顔淵」の「四海之内、皆兄弟也」から。

[類語] かいどうほう

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