デジタル大辞泉 「因幡山」の意味・読み・例文・類語 いなば‐の‐やま【因幡山/稲羽山/稲葉山】 鳥取市東部にある山。標高249メートル。いなばやま。[歌枕]「立ち別れ―の峰に生ふる松とし聞かば今帰り来む」〈古今・離別〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「因幡山」の意味・わかりやすい解説 因幡山いなばのやま 掛詞(かけことば)として知られる山。鳥取県東部、鳥取市国府(こくふ)町にある稲葉山(いなばやま)(249メートル)をいう。宇倍野山(うべのやま)ともいう。因幡国守在原行平(ありわらのゆきひら)の「立ち別れ因幡の山の峯(みね)に生(お)ふる松としきかば今かへり来む」(『古今和歌集』)で知られる。付近には行平塚、伊福吉部徳足比売(いふきべとこたりひめ)墓跡(国指定史跡)などがある。[岩永 實][参照項目] | 在原行平 | 伊福吉部徳足比売墓誌 | 国府 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例