固有(読み)コユウ

デジタル大辞泉 「固有」の意味・読み・例文・類語

こ‐ゆう〔‐イウ〕【固有】

[名・形動](スル)
本来持っていること。
天然の性に―すること」〈福沢福翁百話
そのものだけにあること。また、そのさま。特有。「民族固有文化」「北国固有な(の)風土
[類語]独特特有独自個性的独創的異色異彩一種オリジナルオリジナリティーユニーク

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「固有」の意味・読み・例文・類語

こ‐ゆう‥イウ【固有】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) もともと持っていること。また、保持すること。
    1. [初出の実例]「勝を勝として其いきほひを固有(コユウ)せよと、軍法専一にしめし給ひしによれり」(出典信長記(1622)九)
    2. [その他の文献]〔孟子‐告子・上〕
  3. ( 形動 ) もともと持っているさま。特に、そのものだけに限って有るさま。特有。
    1. [初出の実例]「此の吾身と云ものは本来ないもので、固有の物ではないぞ」(出典:四河入海(17C前)一九)

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普及版 字通 「固有」の読み・字形・画数・意味

【固有】こゆう(いう)

本来あるもの。〔孟子告子上〕仁義禮智は、外より我を鑠(や)くに非ざるなり。我固(もと)より之れをするなり。思はざるのみ。

字通「固」の項目を見る

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