国勢(読み)こくせい

精選版 日本国語大辞典 「国勢」の意味・読み・例文・類語

こく‐せい【国勢】

〘名〙 国の形勢。国の人口産業資源などの状態
東寺百合文書‐せ・天祿四年(973)九月一日・東寺伝法供家牒「若不加当時之国勢者、誰以全先聖之遺詔乎」 〔胡銓‐上高宗封事〕

くに‐ぜい【国勢】

〘名〙 地方軍勢
太平記(14C後)二二「させる事もなき国勢共に逢ふて討死せんよりは」

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デジタル大辞泉 「国勢」の意味・読み・例文・類語

こく‐せい【国勢】

国の勢い。国の情勢。国の人口・産業・資源などの総合的な状態。
[類語]国柄国情国力国威政情

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「国勢」の読み・字形・画数・意味

【国勢】こくせい

国の形勢。〔宋史、胡銓伝〕醜は變詐百出す。~此の膝一たび屈せば復(ま)た伸ぶべからず。國勢陵夷(りようい)(衰微)せば復た振ふべからず。痛哭涕、長太息を爲すべし。

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