出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
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[階級国家観]
国家を階級抑圧の機関であるとみなす立場である。この理論はおもにマルクス主義の国家論として展開されてきた。マルクス主義によれば,生産力が増大するに従って,あらゆる社会には階級対立が発生するが,それとともに社会に必要な共同事務の遂行を果たす公権力は,その社会機能と同時に,支配階級による被支配階級の抑圧という政治的機能を果たすことになる。…
… 周知のようにマルクスは,資本制経済が,不均衡の不断の累積とその必然的結果としての恐慌の発生,そしてその循環の過程であることを鋭く明確に指摘した最初の人である。他方で彼は,下部構造と上部構造の関係,さらに階級闘争の理論を骨子とする国家論を構想し,国家が幻想上の普遍的利害を標榜(ひようぼう)して個別利害に制御と干渉を加え,体制の維持を図っていくことを見通した。ここにマルクス独自の,政治と経済を一貫した国家の役割把握の視角をみることができる。…
※「国家論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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