国道四〇号(読み)こくどうよんじゆうごう

日本歴史地名大系 「国道四〇号」の解説

国道四〇号
こくどうよんじゆうごう

旭川市と稚内市を結ぶ一般国道。名寄国道・天塩国道・稚内国道などと通称され、道央と道北を結ぶ主要幹線道路。旭川から北上し、士別市―名寄市間は国道二三九号、美深びふか町市街―音威子府おといねつぷ村市街間は同二七五号、天塩町字ウブシ―稚内間は同二三二号と重複し、実延長二四九・八キロ。北海道本島の北端である宗谷・稚内へ至る道は近世以来、日本海沿岸・オホーツク海沿岸を通り、それぞれ西海岸にしかいがん道・北海岸道と称された(明治四〇年に仮定県道西海岸線・同北海岸線となる)。明治二年(一八六九)日本海側の留萌・天塩、幌延ほろのべ(現幌延町)、オホーツク海側の網走紋別枝幸えさし(現枝幸町)から宗谷・稚内に至る海岸沿いを通る北海岸線の開削が始められた(稚内開発建設部四十年史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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