土俵際(読み)ドヒョウギワ

デジタル大辞泉 「土俵際」の意味・読み・例文・類語

どひょう‐ぎわ〔ドヘウぎは〕【土俵際】

相撲の土俵上で内外境界となる俵のそば境界線は俵の外線。「土俵際でうっちゃる」
物事が決着する瀬戸際土壇場。「交渉は今が土俵際だ」
[類語]間際直前寸前目前瀬戸際土壇場間近

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精選版 日本国語大辞典 「土俵際」の意味・読み・例文・類語

どひょう‐ぎわドヘウぎは【土俵際】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 相撲の土俵場範囲を示す土俵(つちだわら)が並べられているところ。これより外に出ると負けになる。また、土俵の設けられている所のすぐそば。
    1. [初出の実例]「コリャコリャコリャと土俵際(ドヘウギハ)まで、押し出しました」(出典歌舞伎高台橋諍勝負附(1764)三幕)
  3. 物事がまさに決着しようとする間際。どたんば。
    1. [初出の実例]「すりよる片屋は手取の梅ヶ谷、爰ぞととまる土俵(ドヒャウ)ぎは」(出典:人情本・明烏後正夢(1821‐24)二)

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