ど‐だい【土台】
[1] 〘名〙
① 土で築いた台。土を盛り固めて作った高い台。〔
南斉書‐魏虜伝〕
②
建築物の最
下部にあって、
上部の
重みを支える横木。付土台、割土台、まる土台など。また、すべて建築物の最下部をなす部分。いしずえ。
礎石。〔羅葡日辞書(1595)〕
※玉塵抄(1563)二二「卦はしたから上(かみ)えたたみあぐるぞ、したの一画の卦がどだいにして上(う)えしそえた心ぞ」
※
小説神髄(1885‐86)〈
坪内逍遙〉下「常に正史上の事実をもて其脚色の起本
(ドダイ)として、其小説をば編みたりしが」
[2] 〘副〙 元来。根本から。もともと。ねっから。
※
経覚私要鈔‐宝徳元年(1449)七月四日「土代直仕丁等下遣之条不可然」
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デジタル大辞泉
「土台」の意味・読み・例文・類語
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土台
どだい
groundsill; sill
木造建築において,柱の下部を連結する水平材で,基礎の上に載せる。柱と同寸法ないしは少し大きい角材で,湿気に強く腐りにくいアスナロ,ヒノキ,ケヤキなどの材を用いる。風力によって持上がったり,地震のときに基礎からずり落ちたりしないように,アンカーボルトで2~3mおきに基礎に固定する。また,土台の隅や直交する土台の要所には火打 (直交する土台を斜めにつなぐ角材で,両端をボルトで土台に締めつけたもの) を設け,土台の変形を防ぐ。土台や火打には必ず防腐剤を塗り,シロアリの危険のある地域では,防蟻 (ぼうぎ) 剤を注入しておく。
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どだい【土台】
木造建築の柱の根もとを水平につないで柱の位置を正確に決めるとともに,柱から伝えられる荷重を基礎に伝える役割を果たす構造部材。基礎まで達する柱の間にはさむ場合を割り土台,片側だけ柱の側面に差し固める場合を付け土台,すべての柱の下に通して入れる場合を丸土台ともいう。割り土台は柱下に石を据える玉石基礎に多く,丸土台はコンクリートや地覆石などの布基礎に用いられ,アンカーボルトで基礎と緊結される。建物の内部のものは間仕切り土台,外回りは側(がわ)土台という。
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どだい【土台】
木造建築で、柱を固定するために、基礎の上に横に置いた木材や鉄骨。柱から基礎に荷重を伝える役目をする。一般にもっとも地面に近い部材であるため、湿気や虫害などの影響を受けやすく、事前に防腐処理が施される。
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土台
木造建築において、1階の柱の下部に設置し、柱から伝えられた荷重を基礎に伝える役割をもつ横材。布基礎にアンカーボルトで緊結される。
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普及版 字通
「土台」の読み・字形・画数・意味
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