精選版 日本国語大辞典 「圧力」の意味・読み・例文・類語
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物体の表面、あるいは物体内部に考えた任意の面に垂直に加わる力(応力)を圧力という。圧力は単位面積当りの力で表す。静止している流体(液体や気体)の内部に任意の面を考えると、これにずり応力は働かず、圧力のみが働く。また、その大きさは面の向きによらず等しい。これを静水圧という。
圧力の単位としては平方メートル当りニュートン(N/m2)を用いる。また、パスカル(Pa)という単位を使うこともある。
1Pa=1N/m2
である。地球表面上の大気の圧力(大気圧)は場所、時間によって変わるが、その標準の値として1気圧を定め、1atmと表す。
1atm=101325Pa
である。1気圧は高さ760ミリメートルの水銀柱による圧力に等しいので1気圧の760分の1を1mmHgと書き、あるいは1トルtorrとよんでいる。また105Paを1バールbarという。10-3バールは1ミリバール(1ヘクトパスカル)であるから、1気圧は1013.25ミリバール(ヘクトパスカル)である。
大気の圧力は地上の高さが増すとともに低くなる。また海洋中では水の重さのために、深くなるほど圧力は増す。深さ10メートル当りほぼ1気圧ずつ増加する。地球内部の圧力は非常に高い。地球上でも低圧、高圧をつくりだすことができる。容器の内部の圧力を周りより低くした状態を真空という。真空といっても、圧力がゼロになるのではない。いろいろなガスボンベの中は高圧になっている。気体による高圧のほか、液体や固体を圧縮することでも高圧をつくることができる。高圧、真空はいろいろな工業に広く利用されている。
[和田八三久・西 敏夫]
『計量管理協会編『計測技術シリーズ3 圧力の計測』(1987・コロナ社)』▽『日本化学会編『実験化学講座4 熱・圧力』第4版(1992・丸善)』
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…19世紀に触,温,冷,痛覚に対応する感覚点sense spotが発見され,以来触覚が温,冷,痛の諸感覚からより明確に分離されるようになった。
[触覚と刺激]
変形が1回かぎりであればそれは軽い一過性の接触の感じをおこすが,これがある頻度(10回/秒以上)で繰り返されると振動感覚vibrationを生じ,変形が一定時間以上持続するときには圧覚pressureを生じる。接触の感じは,局所的な圧迫によって皮膚がへこんだときおこるほか,たとえば皮膚に接着した物体を介して皮膚が軽くひっぱり上げられても生じる。…
…水や空気で代表される液体や気体は固体と異なり,一定の形をもたない。そしてわずかな圧力で容易に変形し,その運動を続ける。このため,液体と気体を総称して流体と呼び,その運動を流れという。…
※「圧力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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