在り悪し(読み)アリニクシ

デジタル大辞泉 「在り悪し」の意味・読み・例文・類語

あり‐にく・し【在り悪し】

[形ク]生きるのがむずかしい。生きていにくい。
「世の中の―・くのみ思ひ給へらるれば」〈狭衣・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「在り悪し」の意味・読み・例文・類語

あり‐にく・し【在悪】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 生きていくのがむずかしい。生きていきにくい。
    1. [初出の実例]「よづかぬ世界ありにくくも、ふるさと恋しき事、まさるなめり」(出典:浜松中納言物語(11C中)一)
    2. 「すべて世中のありにくく、我が身と栖(すみか)との、はかなくあだなるさま、またかくのごとし」(出典方丈記(1212))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む