地勢(読み)チセイ

デジタル大辞泉 「地勢」の意味・読み・例文・類語

ち‐せい【地勢】

高低や山・川の配置など、その土地全体のありさま
[類語]地形地相地文地理地盤

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精選版 日本国語大辞典 「地勢」の意味・読み・例文・類語

ち‐せい【地勢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 土地の形勢。地形の高低・傾斜、谷・川・湖の配置など、自然のありさま。また、広く自然とそこに住む人間のありさま。地形。
    1. [初出の実例]「地勢平坦無危嶮」(出典:続日本紀‐天平九年(737)四月戊午)
    2. 「妓姿の情態、客子の游風、其の地勢に由て自ら異同有り」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三)
    3. [その他の文献]〔周礼‐冬官・匠人〕
  3. 門地と勢力家柄と実力。
    1. [初出の実例]「太政大臣は、訓導之礼重く儀刑之寄深ければ、地勢(チセイ)大といへ共」(出典:源平盛衰記(14C前)一)

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普及版 字通 「地勢」の読み・字形・画数・意味

【地勢】ちせい

地形。

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