地味(読み)ジミ

デジタル大辞泉 「地味」の意味・読み・例文・類語

じ‐み〔ヂ‐〕【地味】

[名・形動]
1 形や模様などにはなやかさがなく、目立たないこと。また、そのさま。「地味な服装」「地味づくり」⇔派手はで。
2 性質や物の考え方・生活態度などが、飾り気がなくて控え目なこと。また、そのさま。質素。「地味で目立たない生徒」「地味な商売」「地味に暮らす」⇔派手。
3 ⇒ちみ(地味)
[補説]「地味に」の形で、俗に、程度は小さいが確かにある、また、はなやかさはないが良い、などの意で用いられることがある。「突き指が地味に痛い」「地味においしいふりかけ」
[類語]つましい・質素・簡素・つづまやか・つつましい・つつましやか・質実・清貧・シンプル・素朴・純朴・朴訥ぼくとつ・質朴・真率・清楚・実直・実体じってい・朴直・篤実・生一本・まじめ・生まじめ・大まじめ・真摯・愚直・野暮ったい・野暮・無粋・無骨・無風流・無作法・無造作・泥臭い・むくつけし・プリミティブ・かっこ悪い・ださい・不細工・ぎこちない・田舎臭い・不格好・無様・不体裁・醜態・醜悪・醜い・見苦しい・みっともない・はしたない・埃ほこりっぽい・汚い・むさくるしい・汚らしい・小汚い・薄汚い・汚らわしい・ばっちい・むさい・泥まみれ・不潔・不浄・不衛生・不純・尾籠・みすぼらしい・ぼろい・ぼろぼろ・おんぼろ・よれよれ・ぽんこつ・老朽化・汚穢おわい・汚れ物・汚濁・けがれ・よごれ・汚点・汚染・くすむ・薄汚れる・汚れる・煤すすける・垢あかじみる・まみれる・油じみる・汗じみる・老醜・醜・ばばっちい・しどけない・目障り・爺じじむさい・グロテスク・不器量・弊衣破帽・だらしない・醜怪・浅ましい・見辛い・見るに見兼ねる・冴えない・見るに堪えない・目も当てられない・惨憺さんたん・貧相・貧乏臭い・貧乏たらしい・うらぶれる・貧弱・しがない・忌まわしい・馬鹿正直・しょぼい・しょぼくれる・興醒きょうざめ・興醒きょうざめる・味気ない・俗っぽい・素人臭い・うざい・時代遅れ・流行遅れ・陳腐・殺伐・稚拙・無味乾燥・鈍臭い・低俗・俗悪・ちんけ・かったるい・芋・きもい・悪趣味・田舎侍・山猿・卑俗・世間知らず・アナクロ・アナクロニズム

ち‐み【地味】

《「ぢみ」とも》ある土地の、生産力から見た質のよしあし。「地味の肥えた土地」
[類語]地質・痩せ土・肥え土

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「地味」の意味・読み・例文・類語

じ‐みヂ‥【地味】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( 形動 ) 性格や様子などが、目立たなく落ち着いていること。また、そのさま。⇔派手(はで)。
    1. (イ) 服装・模様などが、はなやかでなく、質素なこと。かざりもなく、落ち着いていること。また、そのさま。
      1. [初出の実例]「風もじみにして内証せはしからざれば」(出典:浮世草子・男色十寸鏡(1687)上)
      2. 「じみなかかへおび、しゃんとむすんで引しめて」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)道行)
    2. (ロ) 性格や考え方、物事の処し方などがおとなしく質素なこと。また、そのさま。質実。
      1. [初出の実例]「人のまことにぢみなことを云たかなにを云たやら」(出典:玉塵抄(1563)一六)
    3. (ハ) 色などが、はなやかでなく、くすんでいること。また、そのさま。
    4. (ニ) 物事の内容や感じが目立たず、落ち着いていること。また、そのさま。
      1. [初出の実例]「もみぢや風流な花などは、一旦のもてあそび物なり。ぢみなことは、野菜のな、大根のつれがちよほう也」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃)六)
  3. ② 土地に生じて食物となるもの。特に、米をいう。ちみ。
    1. [初出の実例]「世に聖人皆失て誰が為にかと、此堅窂地神の地味(ぢみ)を五百由旬地の底に埋める也と」(出典:今昔物語集(1120頃か)四)
    2. 「はじめて地味をなめて、団食この身をたすく」(出典:十善法語(1775)三)
  4. ③ 地質のよしあし。ちみ。

ち‐み【地味】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 土地が肥えているか、いないかの状態。土地の生産力の程度。地質の良し悪し。じみ。
    1. [初出の実例]「所の福したるを、ちみのよきといへり。如何。答、地味也。作物のよくいでくるをいへり。豊饒の地也」(出典:名語記(1275)三)
  3. ② 土地に生じて食物となるもの。特に、米をいう。じみ。

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普及版 字通 「地味」の読み・字形・画数・意味

【地味】ちみ

土地の肥瘠。

字通「地」の項目を見る。

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