地獄落(読み)じごくおとし

精選版 日本国語大辞典 「地獄落」の意味・読み・例文・類語

じごく‐おとしヂゴク‥【地獄落】

  1. 〘 名詞 〙 ネズミ取りの一種。ネズミがえさに食いついた瞬間、上から押えの重い板が落ちて打ち殺す仕掛けにしたもの。地獄
    1. [初出の実例]「そのねずみども、一疋もにがすな。ちこくおとし、さげわなにかけて、ごくもんにさらし、とび、からすにくらはすべし」(出典:御伽草子・隠れ里(室町時代物語集所収)(江戸初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android