地皮(読み)ちひ

精選版 日本国語大辞典 「地皮」の意味・読み・例文・類語

ち‐ひ【地皮】

〘名〙
① (「ぢひ」とも) 仏語劫初のとき、地に自生して人を養う食物
私聚百因縁集(1257)一「亦劫初の人の食する所は地皮(ヂヒ)地味は地餠(ちびゃう)なり」 〔倶舎釈論‐九〕
② 地の表面地面地殻
※玉石志林(1861‐64)四「電気の流電するもの〈略〉是に於て地に降り、地皮を伝ふて赤道に帰る」 〔韓愈‐題于賓客荘詩〕

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デジタル大辞泉 「地皮」の意味・読み・例文・類語

ち‐ひ【地皮】

地の表面。地面。地殻。
「―を穿ちて地骨に達せり」〈中村訳・西国立志編

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普及版 字通 「地皮」の読み・字形・画数・意味

【地皮】ちひ

地面。

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