地祇(読み)チギ

デジタル大辞泉 「地祇」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぎ【地×祇】

地の神。国土の神。国つ神。⇔天神

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精選版 日本国語大辞典 「地祇」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぎ【地祇】

  1. 〘 名詞 〙 地の神。国土の神。くにつかみ。
    1. [初出の実例]「凡天神地祇者。神祇官皆依常典祭之」(出典令義解(718)神祇)
    2. 「母の命にかはらんと、天帝地祇(チギ)にこれを祈る」(出典:評判記色道大鏡(1678)一二)
    3. [その他の文献]〔史記‐司馬相如伝〕

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世界大百科事典(旧版)内の地祇の言及

【国津神】より

…地祇(くにつかみ∥ちぎ)とも書く。天津神(あまつかみ)に対して称される。…

【国津神】より

…地祇(くにつかみ∥ちぎ)とも書く。天津神(あまつかみ)に対して称される。…

【后土祠】より

…中国で大地をまつるやしろをいう。后土は皇天に対する語で,地祇(ちぎ),皇地祇ともいう。天と地のまつり(郊祀(こうし))と祖先のまつり(宗廟(そうびよう))とは旧体制の中国において最重要の国家祭祀であった。…

※「地祇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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