精選版 日本国語大辞典 「堪能」の意味・読み・例文・類語
たん‐のう【堪能・堪納ナフ・湛能】
〘名〙
[一] (「たんぬ(足━)」の変化した語。「堪能」「堪納」「湛能」はあて字)
① (━する) 満足すること。十分に飽き足りること。
※虎寛本狂言・悪太郎(室町末‐近世初)「しはい亭主かな、人に酒を盛るならば、たんのうする程振舞はせいで」
② (━する) 気分を晴らすこと。気の済むこと。また、なぐさめること。納得させること。
かん‐のう【堪能】
〘名〙
② (形動) (転じて)才能にすぐれ、その道に深く通じていること。また、その人。上手(じょうず)。→堪能(たんのう)。
※三代格‐三・承和四年(837)八月五日「但其僧不レ限二年臘一選二堪能者一」
[語誌]→「たんのう(堪能)」の語誌
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