塗れる(読み)マミレル

デジタル大辞泉 「塗れる」の意味・読み・例文・類語


まぶ・れる【塗れる】

[動ラ下一][文]まぶ・る[ラ下二]まみれる」に同じ。
どじょうは乾いた庭の土に―・れて」〈長塚

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精選版 日本国語大辞典 「塗れる」の意味・読み・例文・類語

まみ・れる【塗】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]まみ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 血、汗、泥、ほこりなど、きたないものが一面についてよごれる。
    1. [初出の実例]「血にまみれたる男、まへに来て」(出典:大和物語(947‐957頃)一四六)
  3. おちぶれた状態、けがれた境遇などに陥る。〔書陵部本名義抄(1081頃)〕
    1. [初出の実例]「自分は汚辱にまみれても」(出典:われ深きふちより(1955)〈島尾敏雄〉)

まぶ・れる【塗】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]まぶ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙まみれる(塗)
    1. [初出の実例]「ちりほこりにまぶれてあるく」(出典:玉塵抄(1563)二五)

まび・れる【塗】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙まみれる(塗)和玉篇(15C後)〕
    1. [初出の実例]「埃にまぶれ汗にまびれて」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)

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