塗長持(読み)ぬりながもち

精選版 日本国語大辞典 「塗長持」の意味・読み・例文・類語

ぬり‐ながもち【塗長持】

〘名〙 漆塗りの長持
※俳諧・毛吹草(1638)四「山城 塗長持(ヌリナガモチ)
浮世草子好色一代男(1682)五「梨子地の塗長持(ヌリナカモチ)定紋を付て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の塗長持の言及

【長持】より

…蓋がつき,両短側面には棹通しの金具をつけて棹を通し,前後2人で担ぐ,収納具であると同時に運搬具である。漆塗の塗長持と素木の木地(きじ)長持とがある。また普通の長持よりも大型で,車をつけた車長持もある。…

※「塗長持」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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