塞ぎ込む(読み)フサギコム

デジタル大辞泉 「塞ぎ込む」の意味・読み・例文・類語

ふさぎ‐こ・む【塞ぎ込む/鬱ぎ込む】

[動マ五(四)]元気を失ってうっとうしい気分になる。ひどく憂鬱ゆううつになる。「ホームシックで―・む」「両親を亡くしすっかり―・む」
[類語]塞ぐふさがる結ぼれる沈む滅入めい曇るうっする鬱屈うっくつする鬱結うっけつする消沈するしょげるしょげ返る物憂いびんびんせつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心から哀切哀れ悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい痛ましい悲愴悲痛悲傷沈痛苦しい憂い耐えがたいしんどい苦痛やりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸を痛める胸が痛む胸が塞がるけだるいアンニュイ胸が裂ける胸が張り裂ける胸がつかえる胸が潰れる胸がつまる気を重苦しい気遣わしい憂鬱憂愁沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱気うっき鬱悶うつもん鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい悶悶もんもん

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精選版 日本国語大辞典 「塞ぎ込む」の意味・読み・例文・類語

ふさぎ‐こ・む【塞込・鬱込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙 気分がすぐれないで黙りこむ。ひどく憂鬱になる。
    1. [初出の実例]「陰気になった所へ君が欝(フサ)ぎ込むでゐるから、いよいよ湿勝(しめりがち)なのさ」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

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