増刷(読み)ゾウサツ

デジタル大辞泉 「増刷」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐さつ【増刷】

[名](スル)追加して印刷すること。また、その印刷物。ましずり。「3000部の増刷が決定する」「日銀紙幣増刷する」
[類語]増刊重版復刊再刊再版復刻翻刻影印初版改版絶版新版旧版バージョン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「増刷」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐さつ【増刷】

  1. 〘 名詞 〙 書物の発行部数が不足したとき、さらに追加して印刷すること。また、その印刷物。ましずり。増版
    1. [初出の実例]「評議の末に増刷は罷成らぬが残本は寛大(おほめ)に見ると許された」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉銀座繁昌記)

まし‐ずり【増刷】

  1. 〘 名詞 〙 書物などの発行部数が不足した時、追加して印刷すること。また、その印刷物。おいずり。ぞうさつ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「増刷」の解説

増刷

出版社が,すでに刊行されているものと同じ印刷原版を用いて追加して印刷すること.ましずり,おいずりともいう.目録上では原則として版表示には記載しない.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android