増益(読み)ゾウエキ

デジタル大辞泉 「増益」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐えき【増益】

[名](スル)
利益がふえること。「増収増益」⇔減益
数をふやすこと。また、ふえること。
「新聞局を創立するの易きより、其数非常に―し」〈小幡篤次郎訳・上木自由論〉
[類語]増加増大増殖増量繁殖増幅増強拡充倍増倍加累増累加逓増漸増急増激増増進増額増収増給増設増税増便増発増車増員増兵亢進底上げアップエスカレート

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精選版 日本国語大辞典 「増益」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐えき【増益】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まし加えること。また、まし加わること。増加。
    1. [初出の実例]「右頃年之間、不課増益、課丁損減」(出典:類聚三代格‐一二・延暦四年(785)六月二四日)
    2. 「財本なければ産物を増益するの術なく」(出典:経済小学(1867)上)
    3. [その他の文献]〔金史‐太宗紀賛〕
  3. 利潤のますこと。利益がふえること。
  4. ぞうやく(増益)

ぞう‐やく【増益】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「やく」は「益」の呉音 ) 仏語。増しふやすこと。密教でいう増益法のこと。または祈りの効果として得られる繁栄成長
    1. [初出の実例]「其験同掌。皇帝皇后、崇其増益」(出典性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑)
    2. [その他の文献]〔文明本節用集(室町中)〕

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普及版 字通 「増益」の読み・字形・画数・意味

【増益】ぞうえき

加える。〔史記、礼書〕叔孫、頗(すこ)ぶる減損するるも、大抵皆秦の故を(つ)ぐ。

字通「増」の項目を見る

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