声を呑む(読み)コエヲノム

デジタル大辞泉 「声を呑む」の意味・読み・例文・類語

こえ・む

極度の感動・驚き・緊張などのために声が出なくなる。また、言いかけて途中でやめる。「あまりの美しさに―・む」「うわさ当人が急に現れたのであわてて―・む」
[類語]発声音声美声悪声金切り声だみ声どら声胴間声鼻声裏声小声猫撫で声声を上げる声を大にする声を張り上げる声を尖らす声を嗄らす声を忍ばせる声を潜める声を荒らげる声を落とす声を掛ける声を殺す声を揃える声を立てる声を励ます声を振り絞る声色肉声人声地声大声大音声音吐蛮声がらがら声しゃがれ声しわがれ声塩辛声ハスキーボイス風邪声含み声作り声嬌声奇声悲鳴

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精選版 日本国語大辞典 「声を呑む」の意味・読み・例文・類語

こえ【声】 を 呑(の)

  1. 強い驚き、悲しみ、緊張など、感動のあまり声が出ない状態になる。
    1. [初出の実例]「早く及第すべきよし勅定をくだされしかば、その時博士ども、声を飲みて止みにけり」(出典:十訓抄(1252)四)
    2. [その他の文献]〔馬融‐長笛賦〕

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