壱岐鬼凧(壱州鬼凧)(読み)いきおんだこ(いしゅうおんだこ)

事典 日本の地域ブランド・名産品 「壱岐鬼凧(壱州鬼凧)」の解説

壱岐鬼凧(壱州鬼凧)[人形・玩具]
いきおんだこ(いしゅうおんだこ)

九州・沖縄地方、長崎県の地域ブランド。
壱岐市で製作されている。壱岐には百合若大臣による鬼退治の伝説がある。その伝説とは、百合若大臣悪事を重ねた鬼の大将の首を斬ったところ、その首は天高く舞い上がり、再び舞いおりてきて百合若大臣の兜に噛みつき、そのまま果ててしまったというもの。伝説そのままに鬼が兜に食らいついた姿を描いた凧が、壱岐鬼凧である。凧をあげると、うなる音が鳴り響く。長崎県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android