夕紅(読み)ユウクレナイ

デジタル大辞泉 「夕紅」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐くれない〔ゆふくれなゐ〕【夕紅】

夕方、西の空が紅色になること。また、そのような色。
「もみぢ葉は入り日の影にさしそひて―に色ぞことなる」〈教長集〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夕紅」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐くれないゆふくれなゐ【夕紅】

  1. 〘 名詞 〙 入り日にはえるような鮮やかな紅(くれない)。また、夕方、西の空が紅色になること。「夕暮れ」に言いかけることもある。
    1. [初出の実例]「さほやまのははそのもみぢいかなればゆふくれなゐの色まさるらん」(出典:千穎集(999‐1106頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「夕紅」の読み・字形・画数・意味

【夕紅】せきこう

夕やけ。

字通「夕」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android