多乳腺症(読み)たにゅうせんしょう(その他表記)polymastia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多乳腺症」の意味・わかりやすい解説

多乳腺症
たにゅうせんしょう
polymastia

正常乳腺ほかに乳腺が存在する状態で,おもに腋窩から鼠径部に沿う線上に対をなしてみられる。色素沈着のみの多乳頭症と,乳腺組織も兼ねそなえた多乳房症とがある。比較的多い奇形で,男性で 1.5%,女性で5%にみられる。まれに顔面,耳,頸,上腕大腿など,不定の位置にあることもある (異所性乳腺) 。妊娠時に腫大したり,乳癌が発生したりすることがまれにあるが,一般には美容上の問題が生じる程度である。

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