た‐しょう ‥セウ【多少】
〘名〙
① 多いことと少ないこと。また、その多いか少ないかの
程度。
※
正法眼蔵(1231‐53)行持上「和尚この山に住してよりこのかた多少時也」
※
太平記(14C後)二九「勢の多少はいまだ見ず」 〔
老子‐六三章〕
※
菅家文草(900頃)二・依言字重

裴大使「多少交情見
二一言
一、何関
三薄贈有
二微恩
一」 〔
杜牧‐江南春詩〕
③
数量、程度の少ないさま。副詞的にも用いる。いくらか。ちょっと。
若干。
※菅家文草(900頃)六・早春内宴侍清涼殿同賦春先梅柳知「天与二芳菲一為二第一一、艷陽多少莫二空移一」
おおかれ‐すくなかれ おほかれ‥【多少】
〘
連語〙
分量、程度の差はあっても皆一様に。多くても少なくても。多少とも。いずれにしろ。
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デジタル大辞泉
「多少」の意味・読み・例文・類語
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普及版 字通
「多少」の読み・字形・画数・意味
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多少 たしょう
?-? 江戸時代中期の俳人。
江戸の人。馬場存義(ぞんぎ)(1702-82)の門人。姓は花隈。別号に新樹庵。
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多少
日本では多かれ少なかれ、いくらか。中国ではどれだけ、どれほど。「多少銭?」は「おいくら?」。
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