夜警(読み)やけい(英語表記)Night watch

精選版 日本国語大辞典 「夜警」の意味・読み・例文・類語

や‐けい【夜警】

〘名〙 夜、公共建物会社または町内などを見回って、火事犯罪などの警戒をすること。また、その役目の人。《季・冬》
※詩序集(1133頃)佳遊不限年詩序〈大江通景〉「夜警昼巡、其職雖鳳闕
高架線(1930)〈横光利一〉「まだ眠らぬ顔がときどき夜警の足音をききつける」

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デジタル大辞泉 「夜警」の意味・読み・例文・類語

や‐けい【夜警】

夜、見回って火災や犯罪などの警戒をすること。また、その役目の人。
[補説]作品名別項。→夜警
[類語]夜回り夜番寝ずの番不寝番

やけい【夜警】[絵画]

原題、〈オランダDe Nachtwachtレンブラント絵画カンバス油彩アムステルダム自警団を描いた集団肖像画アムステルダム国立美術館所蔵。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夜警」の意味・わかりやすい解説

夜警
やけい
Night watch

レンブラントの 1642年の作品,アムステルダム国立美術館蔵。正式名称『フランスバニング・コック隊長の市警隊』。アムステルダムのマスケット銃組合の集団肖像画。コック隊長が副隊長に出発命令を指示したところを描く。通常の集団肖像画の並列的な手法をとらず,隊の動きのなかでとらえている。ただし「夜警」と呼びならわされているが,1946年に作品を洗浄したところ画面が明るくなり,昼間光景であることが明らかになった。また総勢 31人が描かれているが,このうち 16~18人が彼に 100ギルダーずつ支払って注文したという。

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世界大百科事典 第2版 「夜警」の意味・わかりやすい解説

やけい【夜警】

夜間に,公共の建物,企業,町内などを見回り,火事や犯罪の警戒をすること,またその人をいう。
[西洋]
 古代の夜警としてはギリシアやローマに見張番や不寝番師団があり,夜間の騒音や犯罪の防止,とりわけ火災予防に当たっていた。中世には,すでにカール大帝が自由人に一般の軍役のほかに夜間の見張りを義務づけている。国の秩序の維持と都市や城塞の警備,帝国国境の警備が主たる内容で,遠征に赴くことのできない貧しい人々にも夜警の義務が課されていた。

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デジタル大辞泉プラス 「夜警」の解説

夜警

オランダの画家レンブラント・ファン・レインの絵画(1642)。原題《De Nachtwacht》。アムステルダムの自警団を描いた集団的肖像画。実際は昼の情景を描いたものだが、絵画表面のニスが変色したため、『夜警』という通称で呼ばれるようになった。アムステルダム国立美術館所蔵。

夜警

赤川次郎の長編ホラーサスペンス。2007年刊行。

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普及版 字通 「夜警」の読み・字形・画数・意味

【夜警】やけい

夜中の警戒。

字通「夜」の項目を見る

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世界大百科事典内の夜警の言及

【賤民】より

…例えば刑吏は人間社会の秩序を維持するうえで不可欠な存在であるが,これは生と死の狭間に生きる存在として,共同体の外の死の世界と接触をもっている限りで怖れの対象となり,賤視される存在となる。墓掘り人,浴場主(外科医を兼ねる),夜の世界に生きる夜警などはみな,死,彼岸,死者に対する儀礼とかかわる点で怖れと賤視の対象となる存在であった。 亜麻布織工(アマ),粉挽き,娼婦などはいずれも狭義の共同体から排除された存在として中世において賤視の対象であったが,これらの人々も成長,豊穣,性(エロス)などとかかわる存在であった。…

【番太郎】より

…江戸で番太または番太郎と呼ばれたのは,町の出入口に置かれた木戸番である。木戸番の仕事は,夜の四ッ時(午後10時)ごろに木戸を閉じ通行人をチェックしたり,夜間には拍子木を打って町内の夜警に回った。また将軍の〈御成(おなり)〉のあることや,町触(まちぶれ)のあること,あるいは御免勧化(ごめんかんげ)(勧進)の来たことなどを,鉄棒を引いて町内に知らせて回った。…

※「夜警」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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