夜間(読み)よんま

精選版 日本国語大辞典 「夜間」の意味・読み・例文・類語

よん‐ま【夜間】

〘名〙 (「よま(夜間)」の変化した語)
奉公人が夜間にもらう暇。逢引きなどに利用された。
※俳諧・崑山集(1651)九秋「はたおりは啼やむ程をよんま哉〈貞徳〉」

や‐かん【夜間】

〘名〙 日没から日の出までの間。よるのうち夜中。よる。
正法眼蔵(1231‐53)観音「夜間を日裏よりおもひやると、夜間にして夜間なるときと検点すべし」

よ‐ま【夜間】

〘名〙 夕方から翌朝までの間。夜。夜の間。やかん
名語記(1275)二「よまを夜はと云へる歟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「夜間」の意味・読み・例文・類語

や‐かん【夜間】

夜の間。日没から翌朝の日の出までの間。夜。「夜間飛行」「夜間照明」
[類語]小夜さよさりよい暮夜ぼや夜中やちゅう夜分やぶん夜陰やいん夜半よわ夜中よなか夜半やはんナイト

よ‐ま【夜間】

夜のあいだ。よる。やかん。
「―も昼間三度栗」〈常磐津角兵衛

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