大和笛(読み)ヤマトブエ

デジタル大辞泉 「大和笛」の意味・読み・例文・類語

やまと‐ぶえ【大和笛】

神楽笛かぐらぶえ異称

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精選版 日本国語大辞典 「大和笛」の意味・読み・例文・類語

やまと‐ぶえ【大和笛・日本笛】

  1. 〘 名詞 〙 皇室に伝わる神楽(かぐら)に用いる横笛一つ。指孔が六つ太笛(ふとぶえ)神楽笛
    1. [初出の実例]「凡諸楽横笛師等、不和笛、不任用」(出典延喜式(927)二一)

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百科事典マイペディア 「大和笛」の意味・わかりやすい解説

大和笛【やまとぶえ】

雅楽に用いる管楽器。日本古来の竹笛宮中の神楽に用いるので〈神楽笛〉とも,狛笛(こまぶえ)よりも太いことから〈太笛〉とも呼ばれる。横吹きで指孔は6個。管長は45.5cmで,横笛(おうてき),狛笛に比べて長い。音律は横笛より長2度低い。

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