経済学者。明治25年5月15日東京・神田に生まれる。1916年(大正5)東京高等商業学校(後の東京商科大学、現一橋大学)専攻部卒業。19年から24年まで欧米に留学、激動期ドイツの諸思想に触れる。帰国後、東京商科大学教授として経済原論、経済学史を担当。『日本資本主義発達史講座』の共同編集者となる。33年(昭和8)治安維持法違反で逮捕され、失職。官憲の監視下に置かれ、和洋書1500余を自ら焼却した(第二次世界大戦後そのリストを私家版で刊行)。戦後同大学に復帰、経済研究所所長などを務め、56年(昭和31)定年退職、名誉教授となった。62年ドイツ民主共和国国立図書館に和書6000余を寄贈、74年一橋大学に収められた洋書8000余とともに、東西二つの大塚文庫を残した。アララギ派、のちプロレタリア派歌人としても活躍、79年歌集『人民』が出版された。昭和52年5月9日没。
[杉山忠平]
『『大塚金之助著作集』全10巻(1980~81・岩波書店)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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