大宰帥(読み)ダザイノソチ

デジタル大辞泉 「大宰帥」の意味・読み・例文・類語

だざい‐の‐そち【大宰帥】

大宰府長官平安時代以後は多く親王が任命された。だざいのそつ

おおみこともち‐の‐かみ〔おほみこともち‐〕【大帥】

だざいのそち(大宰帥)」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「大宰帥」の意味・わかりやすい解説

大宰帥【だざいのそち】

〈だざいのそつ〉とも読む。律令制下の大宰府の長官。従三位(じゅさんみ)を帯び,大納言(だいごん)に次ぎ,八省の長官より上。平安時代から慣例として親王の任。大宰帥も代理大宰権帥(だざいのごんのそち)も,左遷の意味で任ぜられたとき以外は赴任しなくなり,次官の大弐(だいに)・少弐に実権が移る。→菅原道真
→関連項目阿倍比羅夫大伴旅人惟喬親王少弐氏庁宣藤原魚名藤原伊周藤原隆家

大宰帥【だざいのそつ】

大宰帥(だざいのそち)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

インボイス

送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...

インボイスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android