大小姓(読み)オオゴショウ

デジタル大辞泉 「大小姓」の意味・読み・例文・類語

おお‐ごしょう〔おほごシヤウ〕【大小姓】

小姓で、年配の者。使者役や主君への取り次ぎなどをした。元服した小姓。⇔小小姓こごしょう

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精選版 日本国語大辞典 「大小姓」の意味・読み・例文・類語

おお‐ごしょうおほごシャウ【大小姓・大小性】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 奥小姓小姓組などの総称
    1. [初出の実例]「江戸若殿様御番大小性之内、田代庄三郎煩気之由申上候」(出典:梅津政景日記‐寛永六年(1629)九月二一日)
  3. 元服した小姓。
    1. [初出の実例]「家中主君へ目見の時、取次役は大小性(オホゴシャウ)なり、但、家によりて替り有歟」(出典人倫訓蒙図彙(1690)一)

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