大平街道(読み)おおだいらかいどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大平街道」の意味・わかりやすい解説

大平街道
おおだいらかいどう

長野県南部木曾山脈の南部を横断する街道。慶安2 (1649) 年木曾峠が開かれて以来,美濃や木曾谷伊那盆地飯田とを結び,特に 1909年中央線が木曾谷南部まで開通してからは,名古屋方面と伊那との主要な交通路となった。伊那電鉄 (現 JR飯田線) の開通で重要性は薄れたが,第2次世界大戦後も往来に用いられた。南方国道 256号線が開かれたために,現在はハイキング路となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android