大廟(読み)タイビョウ

デジタル大辞泉 「大廟」の意味・読み・例文・類語

たい‐びょう〔‐ベウ〕【大×廟】

天子諸侯始祖を祭るみたまや。宗廟
伊勢神宮異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大廟」の意味・読み・例文・類語

たい‐びょう‥ベウ【大廟】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 君主祖先の霊をまつったみたまや。宗廟。
    1. [初出の実例]「勅、近江崇福寺者、天智天皇之創建也。〈略〉况乎本願天皇、朕之遠祖大廟也」(出典:菅家文草(900頃)七・崇福寺綵錦宝幢記)
    2. [その他の文献]〔礼記‐明堂位〕
  2. [ 2 ] 伊勢神宮の社殿をさしていう。
    1. [初出の実例]「伊勢太神宮正殿并東西宝殿以下焼亡〈略〉有五日之廃務、表太廟之異一レ他矣」(出典兵範記‐仁安三年(1168)一二月二九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android