大御酒(読み)オオミキ

デジタル大辞泉 「大御酒」の意味・読み・例文・類語

おおみ‐き〔おほみ‐〕【大酒】

神や天皇などに奉る酒。
親王みこむまかみ、―まゐる」〈伊勢・八二〉

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精選版 日本国語大辞典 「大御酒」の意味・読み・例文・類語

おおみ‐きおほみ‥【大御酒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おおみ」は接頭語 ) 神、天皇などにさしあげる酒。
    1. [初出の実例]「白檮(かし)のふに 横臼(よくす)を作り 横臼に 醸(か)みし意富美岐(オホミキ)」(出典古事記(712)中・歌謡)

おお‐ごしゅおほ‥【大御酒】

  1. 〘 名詞 〙 大がかりな酒宴。また、多量の酒、大酒を飲むことの丁寧語
    1. [初出の実例]「大御酒(おほごしゅ)時分などに、にはかに召されて能を仕る事あるべし」(出典:花鏡(1424))

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