大晦(読み)オオツゴモリ

デジタル大辞泉 「大晦」の意味・読み・例文・類語

おお‐つごもり〔おほ‐〕【大×晦/大晦日】

おおみそか 冬》つごもり
[補説]書名別項。→大つごもり
[類語]大みそか除夜年末歳末暮れ年の暮れ年の瀬歳暮節季年内歳晩

おおつごもり【大つごもり】[書名]

樋口一葉小説。明治27年(1894)発表。大みそかを背景に、女中奉公をしている薄幸の娘お峰の哀感を描く。

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精選版 日本国語大辞典 「大晦」の意味・読み・例文・類語

おお‐つごもりおほ‥【大晦・大晦日】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 一年の最終の日。一二月のみそか。おおみそか。大歳(おおとし)。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「唐には一年に四度逐灘がある。ここには大つこもりばかりにするぞ」(出典:古活字二巻本日本書紀抄(16C前)一)
  2. [ 2 ] ( 大つごもり ) 短編小説。樋口一葉作。明治二七年(一八九四)発表。貧しさゆえ主人の金を盗む女性を描く。

おお‐つもごりおほ‥【大晦・大晦日】

  1. 〘 名詞 〙 「おおつごもり(大晦日)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「除夜の大つもごりの中宗の諸の王たちをあつめて酒宴さしむたぞ」(出典:玉塵抄(1563)五一)

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