大炊(読み)オオイ

デジタル大辞泉 「大炊」の意味・読み・例文・類語

おおい〔おほひ〕【大炊】

《「おおいい(大飯)」の音変化》天皇の召し上がり物。また、それを調理すること。

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精選版 日本国語大辞典 「大炊」の意味・読み・例文・類語

おお‐いおほひ【大炊】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おおいい(大飯)」の変化した語 )
  2. 天皇が召しあがる食物。また、それを調理することや、調理する人。
    1. [初出の実例]「此の時、膳炊屋舎(おほひどの)浦辺(うらべ)に構へ立て、(はしぶね)を編みて橋と作て、御在所(みましどころ)に通ひき。大炊(おほひ)の義(こころ)を取りて、大生(おほふ)の村と名づく」(出典常陸風土記(717‐724頃)行方)
  3. おおいりょう(大炊寮)」の略。

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