大谷別院(読み)オオタニベツイン

デジタル大辞泉 「大谷別院」の意味・読み・例文・類語

おおたに‐べついん〔おほたにベツヰン〕【大谷別院】

大谷祖廟別称

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精選版 日本国語大辞典 「大谷別院」の意味・読み・例文・類語

おおたに‐べついんおほたにベツヰン【大谷別院】

  1. 京都市東山区にある、真宗大谷派東本願寺祖廟(そびょう)分派の後、寛文一〇年(一六七〇本山一隅から現在地に移した。東大谷

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改訂新版 世界大百科事典 「大谷別院」の意味・わかりやすい解説

大谷別院 (おおたにべついん)

京都市東山区にあり,真宗大谷派に属する。現在,大谷祖廟と呼ばれ,東大谷とも称される。1602年(慶長7)東本願寺の開創にあたり教如が,親鸞廟所敷地の西南隅に築いたことからはじまる。53年(承応2)琢如はこれを,青蓮院の旧領であった現在地に移し,1703年(元禄16),真如が再建した。大谷祖廟には,親鸞をはじめ本願寺歴代の遺骨がおさめられ,現在は一般門徒の納骨も行われている。1876年別格別院となり今日におよんでいる。なお,この祖廟のほかに,本願寺2世如信の墓所が茨城県の願入寺に,8世蓮如,9世実如,その嫡子円如,10世証如の墓所が京都市山科区にある。
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