大高檀紙(読み)オオタカダンシ

デジタル大辞泉 「大高檀紙」の意味・読み・例文・類語

おおたか‐だんし〔おほたか‐〕【大高×檀紙】

大判檀紙。おおたかがみ。おおたか。高檀紙

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精選版 日本国語大辞典 「大高檀紙」の意味・読み・例文・類語

おおたか‐だんしおほたか‥【大高檀紙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「檀紙」は、楮(こうぞ)で漉(す)いた厚手で白く皺のある高級紙 ) 中高(ちゅうたか)小高(こたか)に対して大型の檀紙をいう。縦一尺七寸位(約五〇センチメートル)、横二尺二寸位(約六七センチメートル)。徳川時代備中(岡山県)産が有名であったが、現在はほとんど福井県から産出。昔は綸旨免状辞令、高級な包み紙などに用いられた。今は化学繊維を混ずるものもでき、包装書道などに使用する。大高。大高紙。〔看聞御記‐永享六年(1434)四月四日〕

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