天時(読み)テンジ

デジタル大辞泉 「天時」の意味・読み・例文・類語

てん‐じ【天時】

四季・寒暖・昼夜などのように、自然にめぐってきて人事にかかわりをもつ時。天の与える時機
「凡そ世界に―の転換あり、人事の転換あり」〈西村茂樹明六雑誌四三〉

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精選版 日本国語大辞典 「天時」の意味・読み・例文・類語

てん‐じ【天時】

  1. 〘 名詞 〙 天が与えた時機・機会。また、寒暑・昼夜などのように、自然にめぐってきて人事に関係ある時。
    1. [初出の実例]「上応天時、下参人事」(出典本朝文粋(1060頃)三・漏尅〈春澄善縄〉)
    2. [その他の文献]〔易経‐乾卦文言〕

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普及版 字通 「天時」の読み・字形・画数・意味

【天時】てんじ

事を成すのによい時。〔孟子、公孫丑下〕天の時は、地の利に如(し)かず、地の利は、人の和に如かず。

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