天花(読み)テンカ

デジタル大辞泉 「天花」の意味・読み・例文・類語

てん‐か〔‐クワ〕【天花/天華】

《天から降る花の意》のこと。
てんげ(天花)

てん‐げ【天花/天華】

《「てんけ」とも》天上界に咲くという霊妙な美しい花。またそれに擬して、法会仏前にまき散らす蓮華の花びら形の紙。てんか。

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精選版 日本国語大辞典 「天花」の意味・読み・例文・類語

てん‐げ【天花・天華】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「てんけ」とも ) 仏語。天上界に咲くという霊妙な花。てんか。
    1. [初出の実例]「第九随心供仏楽者、彼土衆生、昼夜六時常持種々天華、供養無量寿仏」(出典往生要集(984‐985)大文二)
    2. 「かの塔のもとには〈略〉四種の天華ひらけたり」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    3. [その他の文献]〔法華経‐譬喩品〕

てん‐か‥クヮ【天花・天華】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雪を天からふる花にたとえていう語。〔陸游‐雪歌〕
  3. てんげ(天花)

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デジタル大辞泉プラス 「天花」の解説

天花(てんか)

NHKのドラマシリーズ「朝の連続テレビ小説」の作品のひとつ。2004年3月~9月放映。脚本:竹山洋。音楽:村松崇継。出演:藤澤恵麻、片平なぎさ、香川照之ほか。宮城県仙台祖父の下で育ったヒロイン・天花が上京し、保育士として奮闘する姿を描く。

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